告知コーナー フェチフェス代表・佐藤サド氏&マーガレット様

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド×フェチフェス」が登場!

毎月第一土曜日の24時、鶯谷の東京キネマ倶楽部において、日本最大のアンダーグラウンドイベント「デパートメンH」が開催される。

「デパH」「デパチ」などとも呼ばれるこのイベントは、一般的なクラブイベントとは異なり、コミュニケーションを目的としたサロンである。全国各地からアーティストやパフォーマー、好事家などが集まり、交流やステージ鑑賞を夜通し楽しむのだ。ドレスコードは無いが、ラバーや着ぐるみなど、奇抜な恰好で参加すると入場料割引がある。そのため、会場内には異形の者達が跋扈する。オーガナイザーは、イラストレーターのゴッホ今泉氏。

 

2月7日の夜もデパートメントHが開催された。節分が終わりバレンタインデーが近いこの時期、年度末の忙しさもどこへやら、会場の東京キネマ倶楽部には沢山の人達が詰めかけた。

この夜、私もデパHに参加した。友人達との交流や撮影を楽しみつつ、主にステージ鑑賞・撮影に励んでいた。もともとグランドキャバレーだった東京キネマ倶楽部には、天井8mの巨大なステージがある。そこではライブやポールダンス、SMショー、キャットファイトなど、魅力的なパフォーマンスが繰り広げられる。アングラ界隈のパフォーマーにとって、このステージに立てるのは何よりも光栄なことなのだ。

そのようなステージの模様を紹介することで、デパHの雰囲気をお伝えしよう。

ステージでショーが始まるのは、開場から1時間後の1時から。まずは、デパHの案内役や風紀維持、美化を務めるドラァグクイーン(DQ)の紹介が行われる。ドラァグクイーンとは、派手な衣裳で女装した男性のことである。

女中頭のマーガレット様がドラァグクイーン全員を紹介していく。マーガレット様といえば、フェチフェス05の生放送でMCを務められた方だ。個性的な出展者達を相手にトークを盛り上げた彼女はもはや伝説であろう。

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

ドラァグクイーン紹介 おか豆まき

一通り紹介が終わった後は、2月恒例の「おか豆まき」が行われた。普通の豆まきとは異なり、「鬼は外! ホモは内‼︎」の掛け声とともにドラァグクイーン達が豆をばら撒いた(笑)

続いて、情念のライブが始まった。

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

情念のライブ

包帯グルグル巻きのヴォーカル・吉田酢酸先生が、バレンタインデーにちなんだ歌をロリ声で歌い上げた。バックダンサーのKCさん&バルバラ・ウンフーフーさん&ちぇちりあさんもライブを大いに盛り上げ、会場は情念色に染まったのだった。

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

中野貴雄監督のキャットファイトショー

こちらは、特撮方面でも有名な中野貴雄監督によるキャットファイトショーだ。老人に扮した中野監督たちと怪獣ムーチョに見守られながら、二人の美女達がちょっとHな闘いを繰り広げた。

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

若林美保さんの妖艶な舞

マルチパフォーマーの若林美保さんがステージ上で舞い踊る。観客は皆、息を呑んで彼女の姿に見入った。着物を一枚一枚脱いでいく彼女は妖艶で、まるで女神を思わせる美しさだった。

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

Fersh bar Dolce 薫女王様&彼恋嬢によるラバー&緊縛ショー

Fersh bar Dolce からは、薫女王様と彼恋嬢がいらっしゃった。ラバーに身を包んだ彼女達は、緊縛や鞭打ち、蝋燭責めといったSMショーを演出した。光沢あるラバーに食い込む赤い縄――SMが芸術に昇華する瞬間を目の当たりにした。

トリを飾ったのは、プロフェッショナルサスペンションチーム・The Hookers によるサスペンションだ。サスペンションとは、人体にフックを通して吊り下げるパフォーマンスである。この夜は5人の猛者達が頭上高く舞い上がった。MCは、身体改造界の第一人者にして、過去にフェチフェス出展経験もあるケロッピー前田さん。

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

The Hookers サスペンション

こんなカワイイお嬢さんが、背中と太腿の皮膚にフックを通し、ロープで吊り下げられたのだ。

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

The Hookers サスペンション

途中でボディペインティングも行われ、神秘的なシーンの連続に、私も目が釘付けになった。何よりも、サスペンションに挑戦した方々の笑顔が輝いていた。彼らは、痛みすら超越した身体アートの境地で、最高の喜びを得たのである。

さて、デパートメントHの名物に「告知コーナー」がある。このコーナーは、最後の演目前に、イベントやお店の告知をしたい人たちに開放される時間だ。MCは、ドラァグクイーンのマーガレット様とオナン・スペルマーメイド様。

この告知コーナーに、今回は何と「水龍敬ランド×フェチフェス」が登場したのだ!

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

告知コーナー フェチフェス代表・佐藤サド氏&マーガレット様

これまで、フェチフェス出展者が登壇して、フェチフェスの宣伝をすることは何度かあった。しかし、フェチフェス代表・佐藤サド氏自らがステージで告知するのは初めてのことだ。フェチフェス05にマーガレット様がいらっしゃったご縁もあり、フェチフェスとデパHとの距離は縮まったと言えるだろう。

告知コーナー フライヤーを配るフェチフェススタッフの皆さん

告知コーナー フライヤーを配るフェチフェススタッフの皆さん

会場に遊びに来ていたフェチフェススタッフのたっぺいさんやメギさんもフライヤー配布をお手伝い!

デパートメントHの告知コーナーに「水龍敬ランド+フェチフェス」が登場!

告知コーナー 宣伝に励むフェチフェス広報部・先さん

フェチフェス広報部の先さんも大活躍だった。臨機応変にパフォーマンス?も披露した彼女のことをマーガレット様も気に入ってくださったようだ。

アングラ界の老舗イベント・デパートメントHでフェチフェスが告知したことで、「水龍敬ランド×フェチフェス」がどういう展開を見せるのか?とても楽しみである。

デパートメントHのブログ:http://ameblo.jp/department-h/

写真・文=みみずく

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