ゆかいなゆかいな輸入DVDでみる映画の世界♪

 

      さてと、初回なので気合いを入れてかくぞー!

  • ということで、フェチフェスBlog映画部門を書かせていただきますシマノと申します。寄稿する時には別名「BAVA MARIO」を名乗っております。以後お見尻おっきーを。このペンネームはイタリアのゴシックホラーの巨匠マリオバーヴァ監督より拝借&リスペクト。こちらのBlogでは映画のgp紹介!さて、海外輸入DVDの中には日本で公開すらされていない映画で、または新作でも公開されるかどうかすらまだ現時点でははっきりしない微妙な新作から、これはぜひとも見ておくことをすすめたくなるような素敵なタイトルを選りすぐり楽しくみなさんにご紹介していきます。
  • これから公開されるかわからない、とは海外の制作国で公開されても日本ではどうなるか未定のものもいっぱいあるわけですし、それを先行して見るとはひょっとして一般的に日本国内で登場する前に個人で「先行ロードショー」しちゃうってこと!これってすごいでしょ。そして今回の紹介タイトルはこの流れの例となります。そう、日本で「爆殺都市」などと銘打つことはや一年くらい前から見てましたよーぼくは!
  •  なるべくここではフェチフェスに繋がる「フェチをテーマにした」特殊な作品?を僕の視点で選んで、というか勝手にフェチ目線で眺めて作り手の意図と関係なくてもオッケーという「マイルール」を設定して独断と偏見をもって解説しようともくろんでおります。
  • 最初からマイアピールですみませんが、知る人ぞ知る奇人と変人の集う街、西新宿のビデオマーケット(輸入DVD小売り店)において時々レジなんぞ「ぺちぺち」打ったり、パソコンの画面を見入っては、なにごとか、「にひひ」などとほくそ笑んでいるの店員はそう、「この僕」です。
  • 実はこの店舗、マニアなホラー、SF、カルト、お色気、等々好きな人には好きなDVDとブルーレイが「たっぷりんちょ」と売られている小粋な店です、ホムペもあるよん、大抵映画秘宝ムック版に広告のせてます。実は僕のライフワークの一環としてなんと自分で自宅のプリンターで印刷した
  • 僕の夏休み自由研究 映画の生態観察」
  • という映画のコメント冊子と
  • 「赤ちゃんだけは天使が救う論」 ※こちらは次回の東京文学フリマ、において出品予定です!!内容はドイツ観念論ヘーゲル弁証法の発展形態としての物質と乳幼児における感覚的関連性よりひもとく宗教的精神の発動の潜在性及び必然性試論
  • 赤ちゃんだけは天使が救う論という哲学論文みたいな内容の冊子を大胆にも「販売」しております。新宿に来たらよってみてちょ。あ、そうそう「まいちゃん」も売ってますよー♪もちろん。では自己紹介と宣伝はこのくらいで、ぼちぼち本題に…っと。てへへ。
  •     「テーター・シティ 爆・殺・都・市」
  •       「TAETER CITY」           
  •      2012年作品
  •      あの「アダムチャップリン」でも知られる イタリアの監督エマニュエル・デ・サンティ
  • さて、初回の記念すべき紹介となりまするは、イタリアの映画監督で「日本のアニメ好きのおたく」という風変わりな趣味と作風をもつエマニュエル・デ・サンティ監督作品「TEATER CITY」。実はこの作品の一作前に「アダムチャップリン」という実写版「北○の拳」とよぶべき作品がありましてこれがウケたんでビデマで独占的に2作目も取り寄せたところ、またまた面白いんですねこれが。
  • INTRODUCTION
  • …えーさてー、今の時代「近未来20??年」といってももう時代設定が微妙になってきていて80年代には2010近未来のこと…とかいけてたんだけどもう過ぎちゃってるし。ということでいっそのこと、もう「今から100万年後」とか設定しておけば当分は安心だよ。
  • こちらの作品、お話はというとウルトラ未来な都市で一番の人類的問題は犯罪の横行(いつもじゃんか)、あいもかわらず法律は破られ、安全なんかない世界、凶悪犯罪への対策は犯罪者のもっているある素質DNAを特殊な電波で見破って破壊する(人間ごと)ことという過激な手段に行き着いている。
  • これが「シードシステム」という犯罪者に高確率で含まれる特定の遺伝子を見分けてその次には攻撃性を高揚させる電波(どんなだ)も発信!それも他人に向かってではなくそいつ自身に向かって。そう、悪い奴らは「勝手に自害」して死んでくれるという画期的?なセキュリティが街の平和を保っている。
  • さて、人が人を傷つけるなんて仕事でも役目においたかない、でもこのシステムは気がついたら己で処刑をして「消えてくれる」わけだから誰のストレスにもなんないし、こりゃあいいすっね。「ノーベル平和ショーもの」。
    ハイブリット極悪メン

    ハイブリット極悪メン

  • ところがそんなマンガな発想らしくそのシステムに対抗する犯罪者の「ハイブリット」を生んでよりしぶとい輩が生じてしまう…。まるでゴキブリがだんだん耐性を備えてきたかのごとく進化する。敵もさる者じゃ
  •  ここでなんで「ゴキブリ」を持ち出したかというと恥ずかしながらうちに「小さいチャバネゴキ」が出没する。これをフマキラってたら次第に驚くなかれゴキの動きが以前より「異様に素早く」なってきた!
  • ちゅいーんちゅいん!ピュンピュン!」(動きの表現)
  • ぞーっ!」(びびる家人=おれ)
  • んなあほな?と思うでしょ?ホントだし
  • 個体はどんどん退治すりゃ変遷しているはずなのに、なんで防御方法「遺伝」してんだー!マジかいなということがあったのです。
  • いやあ、あなどれんわ…むし
  • でもって映画に戻って…。ここでちょいとまじめに突っ込みを入れてみる。
  • 古今東西ついありがちな設定で、「悪VS善」ってのですが。悪人っても明確に「悪」と「善」と分けられないのがリアルな話でなかったか。それを攻撃性の高い人、その性質を感知、退治するのがコンピューターっていってもそのプログラムは人間作成だし、そこに思考として「悪」を抹消するという立派な「攻撃性」があるのよん、代行させるだけ。
  • さらに今は「善人」でも一生、あるいは世代が変わってもずっとそうですか?いえいえ。「悪人」になることは状況しだいではあるんじゃねっの?そう考えたらもうあやしいぞ…このシステム。でもって監督も実はその簡単な矛盾にいやおうなく気づかされる、ということがラストでわかる。
    唯一のお色気担当…おくさん 谷間あり

    唯一のお色気担当…おくさん
    谷間あり

    「PAINT  THE  WALL  RED!」壁を真っ赤に染めろ!
  • はがががががっがーぎり

    はがががががっがーぎり

  • と叫ぶ体制側の女がいた…(あ、ちなみにこの女性って監督の奥さんが出演して経費削減したんだって!でたな裏事情
  • 「攻撃性」とは生命体の一側面で社会性の範疇で表現すれば「犯罪」という現象と呼ばれる、というか純粋な生命体の攻撃は爪で獲物を狩ってくらうことだが人類の場合はそのまんま「できない」つまり文明特有の「歪んだ現象」として出現すっからややこしい。
  • これがお話通りいい人だけが「バンバン生き残って」人口が増えすぎたら…獲物がたらないよ
  • さて、映画では「バイカー軍団」という一応「正義」「法の番人」が登場してそれらのハイブリットを直にマシンガンで「あだだだだだ」とぶっ殺す(笑)。知らないでみたらどっちも「同じ」じゃねーか!。
  • 壁に顔面を叩き付けられて「ぶしーっ!」とかいいながらぺたんこになるハイブリども。「あれ、風船?」という突っ込みを我慢しながら見てゆく。気功のような技をあやつり「シャッー!」とかいいながら離れたところで手刀を切る真似。ところが、敵の顔も腕も頭蓋骨もまとめて…「ぶしーっ!!!」。あたってないのに…「風船??
  • いよいよきたな北斗系!もひとつおまけに鎖締め付け粉砕刑というような全身をひゅるひゅるち長い鎖が巻き付いて、そのままギリギリと締め上げる!ぎゃああああ!そのまま…、
  • ぼっしゅうーん!!!とペタンコに…「風船?
    謎の白仮面、自害であっさりコテン…

    謎の白仮面、自害であっさりコテン…

  • 突っ込みはさておき、映像作家としてのセンス、都市の雰囲気かなり異空間オーラ出ている、が、ときおり何故かハンバーガーのCMがチャプターのくぎりごとに挿入される不思議。何かと思えばシードシステムで死んだ犯罪者どもの「死体」を食糧難解消?ハンバーガーの原料にしているという「エコ」システム。やったね!世のためパンピーのため!しかし、これは「やだね!げろげろ!」の声多数。
  • そのCM中におっさんの声で叫ばれる決め台詞
    あちょおおお、顔面まっぷたつに…この後ズレるのよ

    あちょおおお、顔面まっぷたつに…この後ズレるのよ

  • 「WHAT ARE YUO WAITING FOR ?」お早めにどうぞ!ていわれてもな。いかれてるぜ。しつっこく繰り返されるこの声、
  • 「WHAT ARE YUO WAITING FOR ?」がしばらく耳から離れないぜ!これがサブリミナルか!
  • 「WHAT ARE YUO WAITING FOR ?」お早めにどうぞ!
  • 「WHAT ARE YUO WAITING FOR ?」お早めにどうぞ!
  • 「WHAT ARE YUO WAITING FOR ?」お早めにどうぞ!
  • 「うるさーい!そんな肉くえるか!」
  • っぱっかんちょ!

    っぱっかんちょ!

  • あとポイント高いのは、登場人物が顔がCGで微妙にゆがんでくる(なぜかシーンごとに毎回顔が変わる、両目の間隔とか鼻の形とか)が、なんの理由があるのか「全く」わからない。特撮的効果の賜物ではあるがそれにしても意味が「全く」わからない。更に言えば、キャストのもともとの顔、「本当の顔」がどれなのかわからない。

   効果使い過ぎだっちゅーの!しかし、そのエフェクト感はある種の変形フェチ(そんなのがあるのか?)に妙に琴線に触れる。あまり余計な景色やエキストラっぽい人も少なくそれもマンガっぽいな。(というか少人数で創っているのだろう…予算だな

   という具合にめっちゃ面白い映画でオススメです。

   あ、そうそう「まいちゃん」好きには特にプッシュします!エロさはあんまりないが。

   その後、エマニュエルサント監督、日本フリークが高じてつぎは「映画」じゃなくって「DEATH CARGO」って「ゲーム」創ってました!(笑)

             

  では、この辺で初回はおしまい、またねー!ぶしゅー!      BAVA MARIO

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