『SM Fes! #4』例のプール貸切イベント、行ってきた!

 『SM Fes! #4』とは、新宿御苑にある『例のプール』をメイン会場にしながら、歌舞伎町にあるお座敷BAR『Tied-up(Twitter:bar_tied_up)と緊縛サロン『縛楽(しばらく)』(Twitter:shibarakuinfo)も格安金額で利用できるSM体験型イベントだ。企画・運営は「なかの」さん。

 「明日、例のプール(新宿御苑)にてお待ちしております」という事前連絡のDMを見て、なんともいえない心の躍動をかんじながら向かった会場は、初見ゆえにどこから入るのが正解か分からない雰囲気だった。しかし、玄関に『SM Fes! #4』公式Tシャツを着たスタッフさんが張り付いており「アッ……ここだ……」と判明。案内を受けて指定の9階までいくと、……おもったよりもフロアが広いっ……!天井、高いっ…!え、え、ここを貸し切っちゃったの!?と、改めて驚いた。

 

公式イベントTシャツは事前に予約購入(1枚2,500円)することができた。わたしはMサイズをゲット!次回『SM Fes! #5』ではデザイン変更くるかな~?1回きりかもだし買っちゃお!ってかんじで限定モノはついつい入手してしまう。

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▼来場者に配られる『SM Fes! #4』のパンフレットには、2,500円分の体験・物販チケットが付いている。ブースによって500円から楽しめる体験コースがいろいろと用意されていたし、販売商品もそのお値段からチョイスできるものがけっこうあったので、ちょうど使いやすかった。チケットは「来場者が事前に支払った参加エントリー費用」からまかなわれているもので、金券(SM Fes!専用)と扱いは変わらない。使わないともったいないのだが、なかには利用せず持ち帰ってしまうお客さんもいるとかいないとか……。

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▼『SM Fes! #4』入場時には専用のリストバンドを腕につけてもらえる。そちらと↓このパンフレットを持参するとTied-up縛楽(しばらく)』各店1,000円にて入場ができた。

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▼9階の出展ブース(1)、SMマッチングサイトの『Luna』(Twitter:luna_SMmatching)。運営ひのさんが出血大サービスでお顔を1/4撮影させてくれたのよ……。同じく運営のあきさんもカウンターにいたが、緊張していたようす。写真中央のSM道具はすべてひのさんの私物。来場者がいないスキに「ムチをのばしたいんですよねえ」と言いながら突然べしっ!べしっ!とやり始めたので、なんてSみの深い人なの……とおもった。

 

Luna』は公式noteを読むほうがサービス内容を理解しやすく、紹介記事を書くの躊躇しちゃうとボヤいたところ、今後のリアルイベント開催日時をこっそり教えてもらえたので駆けつけて取材するつもりでいる……!

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▼9階の出展ブース(2)、竹鞭&メタルケイン屋の『ゑ悟裟堂(えごさどう)』(Twitter:egosado)。どのアイテムを使うとどんな衝撃がくるのか体感させてもらえる。ものによって細かな違いがあるのを詳しく教えてくれるので、ふむふむなるほど……と、学びになった。実物を見て触って持って振っておねえさんからペシペシしてもらえるという至極のブースだったわよ……。

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▼短い紐付き(500円)、長い紐付き(600円)から選べるSM御守りの札なんだけど、内容がよすぎるから見てほしい……。金蹴願望・針願望・緊縛願望・縁切願望・流血願望・こちょこちょ願望などの「願望シリーズ」、めんへら卒業・おんな卒業・酒屑卒業・処女卒業などの「卒業シリーズ」、くそまみれ・精子まみれ・欲望まみれ・肉棒まみれなどの「まみれシリーズ」など、じぶん用とお友だち用に買うスタイルでたのしめる。

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 このほか、例のプールでは写真家のTURKEYさんが公式カメラマンとして無料撮影と後日データのお渡しまで対応していたので、すごすぎる……!貸出費用の面などから、なかなかここで個人が撮影をすることはできないゾ……ってことで、主催者なかのさんに許可をもらってなんらかの宣材写真をパシャパシャしている賢い人もいたワ……。「せっかくなので常識の範囲内で自由に使っちゃってください!楽しんで!」スタイルなのが本当に心地よかったな。なお、会場での盗撮は禁止。ダメ、絶対。

 

▼10階の出展ブース(3)鞭屋『月の痕(ツキノキズアト)』(Twitter:tukinokizuato)。写真の左奥にあるタトゥーシール、肌につけたらこすっても汗をかいてもちょっとやそっとじゃ剥がれないそうで、緊縛ショーのモデルをしている友人に「舞台で映えるのでは!?」と、おすすめしてしまった。ただし、お湯や熱には弱いので注意。また、猫やうさぎをモチーフにした革製の指輪はワンサイズで、じぶんの指にはめてみて感触のよいものを選ぶことになるが、どれも表情が異なるので、すてきだ……。会場に居合わせた友人が黒と白を2つ購入して身に着けているのをみて「ウワーッ!かわいい!」となり、わたしもゲットした。KAWAIIの前では皆ちょろくなるのである。

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▼わたしが欲しかった「マゾタグ」。ちょろまん、肉便器、俺専用、私専用、調教中、調教済、淫乱、M女、M男、オナホ、牝豚、奴隷、オナ禁、マゾ……。ウッ、つい「調教済」に手がのびてしまった……!500円の物販チケットをそっと店主・狂笑の紫音さんにお渡しする。ちなみに、需要がありそうな表現ならタグを新しく制作してもらえるかもしれないそうで……。なにがいいかな。

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▼10階の出展ブース(4)高級SMグッズ・フルオーダーの店『SaMidare(さみだれ)』(Twitter:samidare_sm)。販売商品だけでなく、店主が実際に使っている制作用の職人道具(写真右)も見ることができた。これらは普段めったにお披露目することはないそうだが、『SM Fes! #4』のブースではどれをどう使うのかを直接伺うことができた……。学びが多い~!

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▼完全オーダーメイド制なので注文時には詳細シートを書く。鞭(むち)の持ち手の長さや太さや形状や名入れなど質問事項がたくさんあることに驚く……。各物販ブースでは店主やスタッフさんとじっくりお話できるので、SM初心者のわたしは不明点・疑問点をあれこれ質問してしまった。本当にありがとうございますのきもち……。

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▼10階の出展ブース(5)ギシギシと鳴く、聴覚に訴える麻縄『鳴き縄テイル』(Twitter:NakinawaTail)。染め縄としても色鮮やかで粋なのだが、「聴かせる縄」というのがあるのをはじめて知った!サンプル品をギシ…ギシギシギシ……ギシギシギシギシギシギシとやりながら「アッ、ああーっ、これはいいですねええ……ッ!」と、緊縛好きの友人と叫んでいた(やりすぎ)。リアルイベント進出は今のところ『SM Fes!』のみらしい。ぜひフェチフェスにも……。

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▼10階の出展ブース(6)わたしはSMの話をしてもOKな人です!と無言でお知らせするキーホルダー『SMOOTH RULE /スムーズルール』(Twitter:Sukoshi_Manuke)。約10年前、店主がまだ学生だった頃に「SMの話題を大っぴらにするのはよしとされないが、どうにかしてそれができる雰囲気を作りたい」とのおもいから作られたもの。これを付けていれば、SMトークがウェルカムであるという意思表示ができる。

 

 なぜひつじのマークなのかたずねたら、「SMから連想される動物というと、ブタ・イヌ・ウマあたりが色濃いとおもうのですが、ヒツジはその中間にあって若干さとられにくいというのがむしろいいのかな、と。迷える子羊、なんて表現もありますし……」とのこと。確かに、柔らかい印象のデザインだけれど、わたしもこれの意味を知っていたのでブースで見てたとき「あーっ、例のヤツ!!」ってなったのよね。知り合いが持っていたらテンション上がるよ……。

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▼10階の体験ブース、歌舞伎町にあるお座敷BAR『Tied-up(Twitter:bar_tied_up)の出張版。実はここで水責めや足責めや拘束具の装備やスパンキング、ビンタや金蹴りなど来場者のM願望に合わせていろんな体験ができたのだが、わたしの時間がなくてしっかり立ち寄れなかった~!くーっ!次回『SM Fes! #5』にTied-upさんがいたら真っ先に行こう……!

 

 ……メイン会場『例のプール(新宿御苑)』を巡回するので手一杯になってしまったが、すごく…すごくたのしかった……、やはり「SMという共通項がある人々のあつまる空間」ってそれにまつわる話をいろいろとできていいなあ。談話だけでも3時間ほど費やしてしまった(しゃべりすぎ)。

 

 たのしかったよ~!企画・運営なかのさん、貴重な体験と環境をありがとうございましたーッ!

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